慌しい仕事始め

2008.01.04


金融業界に勤める人間は客商売でもないのに年末年始の休みがすくない。とは言うものの銀行と証券ではずいぶん事情は違うようであり、本日は例年らなば「年始の挨拶の日」にしか過ぎない。

東証の大発会(C)asahi.com

『例年』と書いたわけであり、今年は当然ながら違うのである。日本では正月ですなーとまったりしている中、海の向こうでは「語り草になるべく」と原油先物相場で100$(1バレル)を商いした人気取りの人物がでるなど狂乱状態が年末から続いている。
 海外が混乱していた間に休憩していた分を一気に埋めるべく日本株式市場は終日(といっても本日は半日しかないが)大混乱。当然こうなることはわかりきっていたのであるから昨晩から覚悟は出来ていたが、何故、昼飯も食わずに夕方まで働かされるのかと理不尽さを感じずに入られない。

夕日に照らされながら仕事を片付けて辺りを見回すが、仕事を依頼してきた営業さんはすでに新年会であられるようで、成果を報告することもままならず寂しく帰宅の途につく。

本来なら昼から『神田明神+御神酒(おみき)』が年始の倣いなのであるが、今年はそうも行かない。焼き鳥で一杯やりながら波乱含みの始業の日を終える。


ネズミ年だけに細々と働く他なし