南九州買出しの旅・初日「宮崎」

2008.01.12


ここ数年、年始に半年分の晩酌用に焼酎を現地に購入に出向いている。 当初は観光がメインであったが、最近では購入がメインであり、 名実共に「焼酎の買出し」である。

チキン南蛮発祥の店「おぐら」

早朝の羽田空港で弟と落ち合い、空路宮崎を目指す。 機上でコーヒーを頂いたり上空1万mの個室で瞑想していると1時間ほどで山深い四国上空から日向灘を横切り、海岸の宮崎空港に到着。東京はすこぶる寒いが、今日の宮崎はフェーン現象で「ここは南国ですよね。でも夏は行き過ぎとちゃいますか」と言わんばかりの日差しと暑さ。

途中、チキン南蛮発祥の店で、マンゴージュースやなぜか餅の入っている宮崎ちゃんぽんなどご当地B級グルメを余すことなく堪能し、目的の酒屋に到着。3代目店主の酒への熱いこだわりに押されて試飲を重ね、宮崎に限らず近隣県の上物を2斗ほど購入し、遠回りとなるがお約束の地である青島(チンタオ(誤))を訪問する。
 青島駅は日南線の伝統を今に伝える深みのある寂れ具合を維持しており、喜ばしい。また青島神社も日向(ヒムカ)の誇りと亜熱帯植物を身に纏う姿勢を堅持しており訪れたものを飽きさせない。今回は2回目なので奥の院にお参りし「かわらけ投げ」に挑む。

夕刻に鹿児島入りを果たし、キビナゴやカンパチなど溢れんばかりの新春の海の幸を名酒と共に満喫し、満足の初日を締めくくる。


気取らない南九州は謙虚な街、賢明で懸命な街