南九州買出しの旅・3日日「熊本」

2008.01.14


南九州買出しも本日が最終日。最後は球磨川の清流と深い山に抱かれる人吉である。

うなぎのセイロ蒸し

鹿児島市内から錦江湾を見ながら隼人より北上。途中、嘉例川駅を訪問したり寄り道をしながら高速でえびの高原を貫き熊本入りを果たし、眼下に球磨川の清流が見えてきたら人吉である。
 山間の清流と来れば外せないのが蕎麦であり、早くいつもの名店(迷店:コンビニのような店)に行きたいが腹ごしらえが先である。駅の観光案内所で店を聞き市内に繰り出す。
 しかし、なかなか世の中ままならんものであり蕎麦屋は軒並み休み。こうなれば清流の産物は蕎麦だけにあらずと、もうひとつの名物であるうなぎに方向転換し、セイロ蒸しを所望する。

熊本式表記法

清流のうなぎは申し分なしである。それ以上に地域に根付く酒の文化の凄さに恐れ入る。店のお品書きには「焼酎(常圧)」「焼酎(減圧)」「焼酎(芋)」とある。
 ここ人吉というか熊本では酒といえば焼酎であり、焼酎といえば米焼酎というか球磨焼酎、お客は常圧か減圧かを選んで頼むのが基本形。実にこだわりある誇り高い酒文化を感じいる次第。

あの酒屋の店主がこっちが引くほど球磨焼酎に入れあげているのもわからんでもないのである。地域に溶け込んだ酒への愛などを感じて今回の買出しは無事終了。