天一始めました

2008.01.29


昨年秋から事務所が六本木に移転しており、これまでの茅場兜・有楽町などとは全く違う事情に戸惑いが続いている。

天下一品(C)TENKAIPPIN

その最たるものが、夜の混雑と昼飯である。『東京Mid Town』というお洒落パンチ全開の場所に事務所がある以上、物価高は推して図るべしであるが、そのいけてなさ(ここではワイルドさ)にはホトホト困っている。
 「野菜たっぷり」だの「具だくさん」だの「自然な」だの「体に優しい」だの、陳腐な言葉が恥ずかしげもなく乱立している姿は、プチブル思想の賜物に相違なく私を寄せ付けない。

そんな困った六本木であるが、再開発された「六本木ヒルズ」「東京Mid Town」「泉ガーデン」などを除けば、きわめて猥雑で下世話な街であり、生命が激しく躍動しているのを頼もしく感じる。

そんな街にふさわしいラーメン屋を発見したのは、引越しして数日後のことであり、馬力の足りない時にはその一杯を頂きに出向いている。その名は「天下一品」であり、いただく一杯は当然「こってり」である。
 本日は年明けからの仕事が少々立て込み疲労が見えてきたので、寒い中ではあるが、件のお店に出かけ、至極とも言うべき一杯を堪能する。今年もうまい。


『こってり最高』、どこに勤めてもお上品には過ごせないようです。