初めての難所「室戸岬」

2008.04.12


海の守り神25番札所「津照寺」

さて、お遍路2日目である。土佐の国の札所は一本道で巡礼はやり易いのであるが、札所間の距離が非常に長く、さらに山がちな四国という土地柄、札所は勢い山の上に設けられている。そんな厳しい環境であるが、今年のお遍路は事情あって数年間の休みが入る前のお遍路であって、いつになく気合が入っており、本日から山攻めに挑む。

早朝の高知駅から土佐くろしお鉄道方面の奈半利行きに乗り込み、室戸岬を目指す。奈半利駅からバスに揺られた後、山門から急な階段を昇りまずは25番札所「津照寺」を打つ。

室戸岬の山上にある24番札所「最御先寺」

ここからは徒歩である。太平洋岸を南に2時間近く進んだ頃、前方に難所のひとつ「室戸岬」がその姿を見せる。岬までの道程も大変なのであるが、ここからは厳しい山道である。お遍路さんを満載した団体バスに何台も抜かれながら、疲れを景色でごまかし、なんとか「最御先寺(ほつみさき)」を打ち終える。

修行の後は灯台から太平洋の景色を満喫し、今宵の宿(民宿)で一風呂浴びて一杯やる。