通常、戦国時代の城というものは襲撃者を撃退するために、攻めにくい構造が随所に取り入れられています。ここ熊本城でも城壁を急角度にし、敵の侵入を防ぐ構造が採用され、「武者返し」と呼ばれています。当然、城壁の上には石やら熱湯を浴びせかける仕組みも備わっています。
今でこそ、その造形美から銀杏城（いちょうじょう）と優雅な名前で呼ばれていますが、かつては激しい戦いがあったのでしょう。